運行管理補助者
運行管理者を強力にサポート
運送業では、運行管理者の配置が義務付けられています。運行管理者になるためには、国家資格である「運行管理者資格者証」の交付を受けることが必要です。
運行管理者の試験は合格率こそ30%程ありますが
- 1年以上の実務経験がある
- 国土交通大臣が認定する講習実施機関で基礎講習を修了
受験者はこの条件を満たす必要があります。実務経験と知識がある受験者の中から30%の合格率ですから、比較的難易度が高い国家資格であると考える事ができます。
人手不足の運送業界において運行管理者は希少な人財であるといえます。
派遣法で、派遣従業員は管理にかかわる業務を行う事はできませんが、運行管理者をサポートし、その業務の一部を行う事ができる運行管理補助者として選任する事が可能です。運行管理補助者は全点呼の3分の2までを代行することができます。
又、昔は、運行管理者は当該営業所常駐が求められていましたが、現在では運行管理者に常駐を求める要件がありません。運行管理補助者を採用することで、運転者の急な運行不能時に運行管理者が運行を代行しても運行管理不在とならず、より柔軟な運行業務が可能となります。